消費者安全調査委員会は、今月14日、
「車椅子で足を乗せるプレート(フットレスト)を折りたたんで乗り降りする際、プレートの裏面にかかとなどが触れ、負傷するおそれがある」
として、国や業界に対策を進めるよう呼びかけました。
下亀田紀行でも、ベッドから車椅子への乗り移りの際などに、フットレストに当たってできただろうと予測される傷・内出血などが今までありました。
フットレストの「裏面」は、強度をあげるために、格子状になっています。固くて、ごつごつして、その形状も、お年寄りの軟らかい皮膚には、切り傷・擦り傷になりやすくなっているのです。
なるべく入居者皆様の安全が守れるよう、
布で巾着型に縫い、フットレスト全体を覆ったり・・・、
某100均で、フカフカ形状の巾着を探してきてはめてみたりと・・・、
現場の介護職員は、できる範囲でさまざまな工夫をしています。専門職ならではの視点です。
消費者安全調査委員会では、
「利用者が足を接触させる事は日常的に起きているが、多くは症状が軽く、見過ごされがちだ」とし、
「フットレスト裏面を、平らに、なめらかにする構造上の工夫が必要」と指摘しています。
きっと他の事業所も悩んでいるだろう、そして工夫しているだろう事案ですが、
車椅子を作成する段階で構造上の問題が少しでも解決されれば、もっと安全に、使いやすくなるはずです。
私たちも、期待しています(*^。^*)