伝達研修とは、『外部研修に参加した職員が習得してきた知識や技術を職員全体に伝達し、それを共有する事』が目的の研修です。
今回は2名の職員が講師となりました。 内容をご紹介します。
1人目はIさんによる、「施設利用者に対する介護職員のあり方・心構えを学ぶ」です。
年々増加傾向にある高齢者虐待についてお話していただきました。
高齢者虐待に至る理由や、虐待が発生しやすい環境、虐待防止の具体的な取り組みなどについて説明がありました。
介護をする上で、相手に対する言葉遣いや態度を意識することが重要であり、それが崩れてしまうと日常化し虐待につながる恐れがあります。
私たちは日ごろから、自分たちの言動ひとつで虐待につながる恐れがあるということを意識して、利用者の方々と接しなければならないということを再確認しました。
また、外部に開かれた施設を目指し、今後も取り組んでいきたいと思います。
次は、Kによる 「アサーティブであるということ」 です。
私たちは日ごろから、利用者様やご家族、職員同士などコミュニケーションをとる機会が多いです。コミュニケーションをスムーズに図るために必要な考え方がアサーティブというものです。
人には様々な性格、考え方があり、衝突することも少なくありません。その怒りや負の感情に振り回されないように、自分の感情をコントロールする必要があります。
アサーティブとは、自分と相手双方の考え・気持ちを同等に扱い、正直、素直に伝えることです。相手の話を最後まで聴いて意見を受け入れ、自分の気持ちも伝えることです。
人の話を聴かず自分の意見だけを伝える、でもなく、我慢して自分の意見を言わない、でもないのです。
人の考え方は訓練によって変わることができると言いますので、アサーティブを目指して日ごろから心がけていきたいと思います。
2名による伝達研修でした。
今回学んだことを活かして、精進して参りたいと思います!