スタッフ便り」カテゴリーアーカイブ

5/6 懐かしい我が家へ・・・。

連休のはざま、ぽかぽかといいお天気です。

なでしこユニットのYさんが、ユニット職員の協力のもと、久しぶりに我が家に行ってきました!

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さっそく車に乗り込みます。

いつもは自分で歩いて移動しているYさんですが、実は先日転んでしまい、職員は不安が大きかったのです。でも、娘さんの「今だから帰したい・・・、家族も準備して待っているから何とかお願いします!」との思いを大切に、出発します。

 

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Yさんのご自宅は通りから入った坂道の高台にあります。車椅子をどんどん押して、登った先に、

 

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ご家族が待っていました!かわいいワンちゃんもいます。「じいちゃん刺身が好きだから買っておいたよ!」とうれしいお言葉に、Yさんの顔もほころびます。おいしそうな匂いもするなあ~(*^_^*)

 

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段差が多い中、慎重に中に入ります。「膝がいてえー!いてててて!上がれねえ!」ついつい、弱音が・・・。やっと上がったと思ったら、「便所、便所、」・・・・ご家族はてんやわんやです。

職員は、「午後にお迎え来ますね~!」とご自宅を後にします。てんやわんやしながらもご家族水入らずが一番いい、そう思います。

 

 

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午後、お迎えに行くと満足そうな皆さんの笑顔。良かったですね(^o^)

ぜひ秋ごろにまた来られるといいですね!

 

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Yさん宅から見た、通りに続く坂道です。

Yさんやご家族が、いつも、家を出てどこかに行く時に必ず通っていた時に、見ていた風景。ほろ苦かったり、甘かったり・・・たくさんの思い出の中、いつまでも大切にしたい風景なのだと感じました。

私も付き添って、おまけをもらったような、そんなうれしい外出のヒトコマでした。

 

4/27 山菜(こごみ・あいこ)の天ぷら作り

4月27日(水)午前中にすすきのユニットでは山菜の天ぷら作りが始まりました!

毎年この時期になると、採れたての新鮮な山菜をたくさん持ってきて下さる方がいます。

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青々として新鮮です。左がこごみ・右があいこという山菜です。

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手にとってじっくりと眺めるAさん…「いいこごみだ」とのことです。手で触れ、匂いを感じ、いつも以上に、表情豊かにお話して下さいました。

まずは水できれいに洗って汚れを落としました。その後、根本の部分をTさんに切っていただきました。

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下準備ができたら、あとは衣をつけて一気に揚げていきます!!

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今回、大活躍の職員Yさんです。あの大量の山菜をほとんど一人で揚げました…とても頼りになります。

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カラッと揚がりましたー♪

全て揚げるのに1時間以上はかかりました…すすきのキッチンでお店が開けそうでした。(笑)

おいしそうな揚げ物の匂いにつられ、「山菜の天ぷらおいしいんだよね~」「昔はよく食べたなあ」「早く食べたいな~」とたくさん人が集まってきました。

漂う揚げ物の匂い…とても食欲そそられます!

そして、揚げたてをさっそく皆で食べました(*^_^*)

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おいしくて次から次へと口の中へ!お口いっぱいにほお張っていました。

「うまいっ」とおかわり続出です!昔はよく山に取りに行ったんだと懐かしんでいる方もいました。想い出の味ですね。

皆さん笑顔で食べて下さいました。たくさん揚げたので、他のユニットにもおすそ分けしました。27日は鯉の煮つけに天ぷらに…と、とても豪華なお昼ごはんになりましたね♪

山のもの、旬のものを味わうことができ、幸せな気持ちになりました(*^_^*)

4/27 さつまいもの苗植え(ふくろDEサツマイモ)

下亀田紀行の施設長は、土や植物が大好きです。

そのため、事務室には、弱りかけたシクラメンや、休眠しているランの類(たぐい)、名前も分からない緑の葉っぱ・・・などがいつもいます。

水をやったり陽にあてたり、声を掛けたり・・・。いつもかいがいしくお世話しています。

 

 

去年、その施設長が、お孫さんと畑で育てて巨大化したサツマイモを持ってきてくれたのですが、そのサツマイモを皆さんがたいそう喜び、管理栄養士のTちゃんと、スイートポテトやふかしいもにして味わったのを思い出し、

「今年はここでつくっぺ!」と、苗を持ってきてくれました。

え、でも、ここはマチナカ・・・畑もない、、、

「ふくろに土入れてつくっぺ!!!」 ・・・縁あって、こやしぶくろを寄付して下さったのがKさん。

本当にご協力ありがとうございます。

 

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施設長がせっせと土を作ります。早く植えたいKさんは、苗をもってスタンバイしています。

Kさんは昔から農業に携わり、何十年と畑でお仕事をされてきたので、「こんな袋に土いれて、いもなんかできっか!」と怪訝な表情・・・。

 

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水はけがいいようにキリで袋に穴を開けるTさん。「北海道に住んでいた時はばれいしょを植えていたんだ~、ふかしてバター、が最高おいしいんだ!」と教えてくださいました。

Kさんは袋の準備が待っていられません・・・。身を乗り出します。「一袋にいっぽんでは、足んに~、もっと植えっぺ!」との事。

 

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Oさんは職員と一緒にせっせと植えて下さいました。「秋に食べられるまで、生きてねっきゃなんねえない。」そう言って笑います。

 

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ちゃんと根が出るよう、祈りながら水を掛けます。「これからが忙しくなる、水かけたり、陽があたるとこに出したり・・・。」とOさんとTさん。お二人にはこれからもお世話して頂きますよ!!

 

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一日経った今日、袋でいもができるなんて信用していなかったKさんに、「昨日何植えたんだっけ?!」と訊いてみました。

「サツマイモ!!おっきくなっといいな~、今日雨降ったから、ちょうど良いな!!」

と笑顔。・・・あんなに、袋では育たないって言ってたばい、と職員も笑います。

 

『自分が何か、たずさわった作物(いも)が、成長するのが楽しみ。収穫を見届けたい。』

高齢者の皆さんはきっと誰しも、作物だったり、それだけでなく、子供や孫だったり・・・、その成長に希望や夢をもって、それをくりかえして、今まで歳を重ねてきたのでしょう。

たとえその過程にいろいろな事があっても、成長や収穫を信じて、見守り支える姿に、私たちも教えられる事や感じる事がたくさんあります。

 

ぜひ、ふくろDEサツマイモ、の経過報告を、皆さんもお楽しみに(*^_^*)

 

4/27 鯉のうま煮作り(料理クラブ)

去年に引き続き、くずのはなユニットSさん要望の「鯉のうま煮」を作ります。

今回も大槻町にある「廣瀬養鯉場」さんまで行ってきました\(^o^)/

お昼頃の約束でしたが少し早めに着くと、お店の方が「新鮮な方がいいと思ってまだ準備していなかったの。今、準備するね。」と優しくおっしゃてくれました。 おかげで運よく見学することができました。ありがとうございました。

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店舗の裏に大きな生け簀があって、出荷できるものは小さな生け簀に移し、泥抜きをするそうです。網ですくうとバシャバシャと勢いよく鯉が飛び跳ねます。その後、すぐに調理場でさばいてもらいました。

施設に持ち帰り、さっそくSさんにご指導いただき「鯉のうま煮」と「鯉こく」を作ります。

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始まって、早々・・・ 「早く作って食べないといけないから、鍋にざらめと水を入れて溶かしておかないとダメだ。早くしな。」と厳しいSさん。まるで別人です(^_^;)

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味見をお願いすると、「うん。いいね。これくらい甘くないと。」と目をキラキラさせながら、SさんのOKがでました。

「あとは、煮詰めるだけだからあんたに任せっから。」とお任されました。

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出来上がった鯉料理は、他のユニットの入居者さんにも食べて頂きました。「鯉なんて珍しいね。昔はよく食べていたんだ~」と懐かしんでいる方が多かったです。

作ったSさんも「自分で作ったから余計に美味しくできた。」と満足そうでした。