今年も残すところ2日となりました。委託業者さんの小柳さんにお願いして
正月飾りを生けていただき、玄関に飾りましたので来所の際はご覧ください。
平成26年12月27日、郡山ビューホテル 4階パラシオにて、第31回職員合同研究発表会(法人Academia)が盛大に開催されました。
この研究発表会は、社会福祉法人藹々だけでなく、関連法人である医療法人藹グループと合同で行なうもので、1年に2回実施しているものです。
今回は各事業所より合計17題の演題が発表されました。
特別養護老人ホーム下亀田紀行からは今回は3名の職員が発表しました。
まずは、 「パーキンソン体操について」 機能訓練指導員 橋本秀美さんです。
次に、 「個別排泄ケアの実践」 介護員(ユニットリーダー )岡部友治さんです。
最後は、 「経管栄養実施者の慢性下痢症に対し半固形栄養剤を使用した事例」 看護師 紺野祐寿さんです。
みな大勢の職員の前で緊張気味でしたが、きちんと発表できていました!
おまけに、座長を務めた近藤翔さんも紹介します(*^。^*)
本当に皆さんお疲れ様でした!!!
今日は、入居者様の食事がどのような工程でできるのか「食事ができるまでの流れ」についてご紹介したいと思います。
1、献立作成(訂正・療養食への展開)・発注
献立は、約束食事箋に沿って栄養価や食品構成、嗜好、価格等を考慮して作られています。ベースとなる一般食の献立を作成後、糖尿病食や腎臓病食などに展開します。
2、身支度(手洗い)
出勤後、健康状態をチェックし、点検表へ記入します。調理服を着用し、帽子、エプロン、マスクをします。よく手を洗い、アルコール消毒をします。
3、水質チェック(残留塩素0.1mg/L以上)
使用する水の残留塩素を作業前、昼食提供後、作業後に測定し、水の安全性についても確認します。
4、検収(納品)
納品された食材のチェックを行います。品質、鮮度、異物の混入、数量等の確認を行います。また、運搬時に適切な温度管理が行われていたか食品の表面温度を測定し、記録します。検収後、保存食用に食品を採取します。
*保存食・・・原材料と保存済み食品をそれぞれ50g程度採取し、2週間以上冷凍庫で保管します。万が一食中毒が起こってしまったときに、その原因を探る為に使用されます。
5、下処理
野菜は100ppm次亜塩素酸ナトリウムに10分間浸漬し、殺菌します。その後、流水で十分すすいだ後、献立に合わせて切ります。まな板、包丁は色分けされており、それぞれ専用のものを使用します。
6、調理
献立表には料理名、分量のみが記載されており、調理員はその献立表をみて作ります。加熱するものはよく加熱し、中心温度を80℃以上を確認します。安全性を考えて加熱する為、肉や魚がかたくなることがあります・・・^_^;
7、盛り付け
入居者様ごとに量が決められており、計量します。
8、配膳
温冷カートを使用している為、温かいものは温かく、冷たいものは冷たいまま提供することができます。配膳された食事は、ユニット職員が食札を見ながら配膳します。
9、下膳(残菜チェック)
残菜量を確認し、以後の献立作成の参考にします。
10、洗浄・消毒
食器は1枚ずつ手洗いし、食器洗浄機で洗浄します。洗浄した食器は、保管庫で乾燥保管します。
このようにして厨房では毎日、朝・昼・夕の食事と15時のおやつが作られています。
『大量調理衛生施設管理マニュアル』を遵守することで、安全・安心に入居者様に食事を提供することができます。(大量調理衛生管理マニュアルについては後日、ご紹介したいと思います。)
当施設では、厨房の様子が廊下からみることができるので、興味のある方はご覧になってください。
はぎユニットのKさんに、あるお届け物が・・・・
「なんだべなあ~」と怪訝そうなKさん・・・
中を開けてみると・・・・・・
郡山市産 一等米の「あさか舞 コシヒカリ」が、1,8㎏でした!
JAこおりやまし通信「Life」122号のプレゼントクイズの当選品でした!!!
心なしか、目にはうっすらと涙が・・・
「やっぱ出さねえと当たんねんだ、またいっぱい出すべー。」と決意を新たにしたKさんでした。
Kさんはさまざまな懸賞応募をライフワークにしています。プレゼントクイズも多いので、問題を解くのは職員と二人三脚です。年末ジャンボを買った私にも、福が来るといいな~☆
Kさんのお米は、果たしてどんなふうに食べられるのか・・・その後もレポートしたいと思います。
「平成26年度 第2回 定期勉強会」が、12月3・10・17・24日と合計4回実施されました。
定期勉強会は、当施設における以下の委員会より、それぞれのテーマに基づいて全職員を対象に実施する勉強会です。平成26年度は6月、12月にそれぞれ4回ずつ実施しました。
① 身体拘束廃止委員会 → テーマ「高齢者虐待について」
② 褥瘡防止委員会 → テーマ「褥瘡予防のための背抜きの方法」
③ 事故防止委員会 → テーマ「介護事故が発生する原因」
④ 感染防止委員会 → テーマ「口腔ケアについて」「緑膿菌とは」
講師はそれぞれの委員会の委員が持ち回りで担当しています。
実施後のアンケートの内容を見ると、それぞれの職種でも、捉え方・自分が仕事をする上での活かし方が違い、異なる職種同士の連携の必要性を再認識する事ができました。
各委員会の皆さん、パワーポイントやレジュメなどの資料の作成、ありがとうございました。