先週、Hさんの奥様から相談がありました。
「ここに来る前に入院してたから、もう2年も家に連れて帰ってないんだ~。私の顔見ると、『家さ行くべ』って、言うんだよない。一回連れて帰ってみたいんだ~。」
下亀田紀行では、そういったご希望に積極的にお答えするべく、今までも外出(外泊)の支援を行なってきました。
看護師や介護員による事前指導。
外出時の送迎・支援。
その結果、なじみの環境やなじみの顔ぶれに囲まれた、たくさんの笑顔を見る事ができました。
Hさんもぜひ、連れて行ってあげたい。
「どこさ行くんだ?」の行きの車中。
奥様の待つ自宅に到着。
近所の方が、Hさんの声を聞きつけ、来て下さいました。
『ずいぶん頭が冴えたね~、良くなってほんとに良かった!!』と喜んでくださいました。
声を聞いてすぐに会いに来て頂けるHさんの人柄に改めて思いを馳せつつ・・・職員は一旦帰ります。
奥様からほっかほかの焼き芋の差し入れを頂きました。ありがとうございました!!
切っている焼き芋の匂いを嗅ぎつけた、こたろう。
『待て。』
『待て。』
『・・・・待てーーーー。』
『おいしい!Hさん、ありがとう。』 良かったね、こたろう。
こんなお土産もいただきました。Hさん宅のリビングにあった、ぬいぐるみです。こたろうは、ワンワンワン!!と吠えています。
さっそくHさんのユニットへ。リーダーが挨拶しています。
そんなこんなしていたら、奥様から、
『お父さん、いつ迎えに来るんだ?、って言うんだ~。早くそっち(下亀田紀行)に帰りたいみたいなんだよない。やっぱりそっちが安心すんのかない。』
すぐにお迎えへ。
少しの時間でも、奥様と自宅で2人の時間が過ごせて、本当に良かった一日でした。