職員研修「平成28年度 第4回 伝達研修」

伝達研修とは、『外部研修に参加した職員が習得してきた知識や技術を職員全体に伝達し、それを共有する事』が目的の研修です。

平成28年度は昨年度同様、7・9・11月と、今回の2月開催で、計4回が研修計画にもりこまれています。

1回の伝達研修で計3名の職員が講師を務めますが、今回は2名でそれぞれ内容の濃いものとなりました。以下が、今回の資料です。

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内容をご紹介します。

まず、初めは看護師Tさんの「看取りの実践から感じること」です。

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当施設でも、“看取り介護” に取り組んでいます。近い将来に死に至る事が予見される方や、そのご家族様に対し、身体的・精神的苦痛や、苦悩をできるだけ緩和し、死に至るまでの期間をその方なりに充実して納得して生き抜く事ができるよう支援する事が、看取り介護だと言われています。

県中地区で実際に活動されている在宅医の講義や、下亀田紀行と同じ「特別養護老人ホーム」で働く看護師どうしで意見交換した際の様子を伝えてくださいました。

日頃、看取り介護の難しさや奥深さを痛感する中で聴いた職員の皆さんは、きっと心に響くものがあったと思います。

 

次に、介護員Aさんの「認知症ケアの『今』を学ぶ」です。

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認知症の人と介護する家族を支えるケア、ケアの拒否を回避するためのアプローチについて、詳しく紹介して下さいました。

事後のアンケートでは、参加者より、

「とても考えさせられた。仕事としてケアを行なう事を中心に考えてしまっていた事に気づけた」

「毎日認知症の方と対面しており、自分が間違った対応をしている・・・とはっきり伝えられた気がした。もっと利用者様の立場に立ち、行動や言葉に気をつけたい。でも、とても難しい。」

など、多くの反響がありました。看取り介護、認知症・・・誰もが興味深いテーマだったようです。

 

今回をもって、今年度の内部研修が全て終了しました。反省点・改善点を検討し、来年度の研修計画を策定していきたいと思います。