職員研修「平成26年度 第4回 伝達研修」

平成26年 2月25日(水)16:00より、「平成26年度 第4回 伝達研修」が開催されました。

伝達研修とは『外部研修に参加した職員が習得してきた知識や技術を職員全体に伝達し、それを共有する』ことが目的の研修です。

平成26年度(今年度)は、平成26年 5月、8月、11月、そして最終回の今回と、計4回が研修計画にもりこまれています。1回の伝達研修で、職員3名ずつ講師になります。

今年度、講師を務めて下さったのべ12名の職員の皆さん、本当にありがとうございました。

 

 

では、今回の報告をしたいと思います。     今回は・・・大事な写真を撮り忘れました!!(゜o゜)

 

まず初めは、機能訓練指導員Hさんの「生活の中のリハビリ」

転倒を防ぐための外的要因の工夫や、転ばないようにするためのちょっとした体操のポイント、脳トレメニューの紹介がありました。

転倒を防ぐために身体機能維持の視点だけでなく、外的な要因(環境全般・薬・シューズ選びなど)への視点も重要な事を学び、新鮮でした。

脳トレは参加者みんなで実践しましたが、ちょっとした時間に、道具を用いず、しかも楽しくコミュニケーションを図りながら実践できるため、ぜひ普段のケアに取り入れたいという感想がありました。

 

次に施設長より「事例から学ぶ事故対応

「よくありそう」な事故の事例を二つあげ、それに対しての事故発生要因とトラブルを避けるための事故対応方法、まとめの内容がありました。

事故は防ぐ努力はもちろん必要ですが、完全にゼロにする事は困難・・・だからこそ、起きた時にどう対処すべきかという具体的なアドバイスが有効でした。

事故防止委員会の職員などは不安がつのったようですが、施設全体で考え続けていきたい課題です。

 

最後に、生活相談員S(私)より、「~優しさを伝えるケア技術~ ユマニチュード」

フランスで生まれた「ユマニチュード」というケア技法の内容を、VTRをまじえて紹介しました。

全てのケアを転換するのは難しくても、少しでもユマニチュードのエッセンスを下亀田紀行で取り入れるにはどんな方法があるか、を提案しました。これならできるかも・・やってみたいという感想をたくさん頂きました。

キーワードは、「優しい人間にならなくてはいけない、のではなく、優しさを伝える技術を身に着ける」です。

 

来年度の研修計画は、研修の度に皆さんから頂くアンケートに基づいて内容を決定します。お楽しみに!