伝達研修とは、『外部研修に参加した職員が習得してきた知識や技術を職員全体に伝達し、それを共有すること』が目的の研修です。
平成28年度は昨年同様、7・9・11・来年2月と、計4回が研修計画にもりこまれています。
1回の伝達研修で、3名の職員が講師を務めます。
では、今回の報告です。
看護師のSさんが、「社会福祉施設等における感染予防と対策」の研修に出席したなかから、感染性胃腸炎について資料をまとめ、発表してくれました。
当施設でも、11~翌年3月までは、“感染症予防強化月間”として、職員が一丸となって予防に取り組んでいます。新人職員にもとても分かりやすく、身近な内容でした。
次に、介護支援専門員Kさんの、「いいとこ探しと自立支援」です。
“学習療法”に関しての内容でしたが、下亀田紀行では今の所、学習療法を専門的に導入する予定はありません。でも、学習療法の方法と、その効果を学び、下亀田紀行で活かせるエッセンスはないか?視点はないか?を考え、「これならできるのでは?」というアイディアを考えて、提案してくれました。
2人一組になり、ロールプレイをしてみました。
事後のアンケートでは、「その人の立場に立ち、どんな言葉をかけたら心に響く(届く)のか考えながらケアしていきたい」「認めて、ほめ、励ます事はとても大切」「入居者様との関わりもそうだが、職員同士も認めてほめる事が大切。いい所を探して関わり合いたい」などの意見がありました。
最後に、生活相談員Kさんの、「身体拘束を廃止するために必要な方策」です。
「身体拘束廃止」について、その内容と、廃止に向けて取り組んでいる他の施設の具体的な方策を紹介してくれました。
アンケートでは、現場の皆さんが心当たりのあるスピーチロック(言葉による抑圧)についての意見が数多く聞かれました。
今年度の伝達研修は来年2月が最終回です。皆さん、お楽しみに(*^_^*)