職員研修 「平成28年度 第2回 伝達研修」

伝達研修とは、『外部研修に参加した職員が習得してきた知識や技術を職員全体に伝達し、それを共有すること』が目的の研修です。

平成28年度は、昨年と同様、7・9・11・来年2月と、計4回が研修計画にもりこまれています。

1回の伝達研修で3人の職員が講師を務めるのが常なのですが・・・、

今回は内容の関係で2人となりました。

 

では、今回の報告です。

 

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まずは、施設長より、「介護福祉士までの道のり」です。

以前は施設での従業期間3年、かつ従事日数540日以上で受験資格が得られていましたが、内容が一部変更となったため、その詳しい説明がありました。また、実務者研修を受講するための費用やそれに伴う助成制度なども併せて説明がありました。

また、平成28年度以降に介護福祉士を取得した方は、施設での実地研修を行なう事で「喀痰吸引」と「経管栄養」についての取り扱いが可能となる「認定特定行為業務従事証」が交付され、介護職員として医療行為を行なう事が可能となる、との事でした。これについては、終了後のアンケートで、「同じ介護福祉士でもできるケアの範囲が異なってくる」「特養で働くために、自分もできるようになりたい」などの意見がありました。

 

 

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次は、私、生活相談員のSより、「デスカンファレンスとは」です。

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特養での終結のケースをもとに、提供したケアを振り返る事についてみんなで考えました。

特養は終の棲家と言われます。だからこそ、ひとつひとつの終結したケースについて振り返り、積み上げる作業を通じてより良いケアにつなげていけるようにしなければなりません。

最後に、下亀田紀行で看取り介護をし亡くなった入居者様のご家族様より送られたお手紙をみんなで読みました。

大切なお母さんが日に日に弱る姿を見て不安が募る娘さんの気持ち、「病院に入院させたらいいか、それとも住み慣れた下亀田紀行のお部屋で見送った方がいいのか」とご家族が悩み揺らぐ思い、職員に対しての思いや希望、そして最後、亡くなってから気づいた事・・・詳しく書かれていました。

終了後のアンケートでは、「ご家族の複雑な思いに初めて気づかされた」という職員もいました。これからに生かしていきたいと思います。

 

次の伝達研修は11月の予定です。どんな内容となるのか?!ご期待ください。