伝達研修とは、『外部研修に参加した職員が習得してきた知識や技術を職員全体に伝達し、それを共有する事』が目的の研修です。
平成28年度は、昨年と同様、7・9・11・来年2月と計4回が研修計画にもりこまれています。
1回の伝達研修で、3名の職員が講師を務めます。
では、今回の報告です。
まず初めに、事務職員Wさんの『介護職のための接遇マナー』です。
具体的な言葉の使い方、感じの良い表現「クッション言葉」などの紹介のあと、クレーム対応についてのポイントなどの紹介がありました。
介護職は究極のサービス業とも言われます。
介護技術を高める事はもちろん、人と人との関わりが避けられない職種である以上、接遇技術を高める事も必須である事、また、クレームがあった時こそ、どんな対応をするかでその後の信頼関係に影響がある事を痛切に感じました。もちろん介護職だけでなく、他職種にとっても心に響く内容でした。
次は、介護職員Yさんの、『認知症高齢者の心理・行動の理解と対応の基本』です。
資料だけではなく、普段のエピソードを交えた内容で、説得力がありました。「認知症高齢者と接するにあたり、その特性を理解したうえで、介護者はストレスをためすぎずに仕事をしましょう!」の呼びかけには皆さん深くうなずいていました。
最後は、生活相談員Kさんの、『アサーティブであるという事』です。
アサーティブな考え方・行動とは、
「自分と相手双方の考え・気持ちを同等に扱い、正直・素直に伝える事」です。“歩み寄り”だそうです。
とかく、違う専門職が集まり、チームで関わる事が日常の特別養護老人ホーム・・・部署によって意見が対立したり、感情的になったり、トラブルが起きる事もあります。
自分自身を客観視する事で、自分に起きる感情をうまく整理し、相手の話を冷静に共感的に受けとめ、自分も相手も両方生かす道を探る・・・なかなか難しいかもしれませんが、全職種みんなで心がけたら、今までとは違うチームアプローチが叶うかもしれません。
とても興味深い内容でした。3週間心がければ変われる!とのお話もありました。3週間ぜひ頑張りたいものですね。
今回講師を務めて下さった3名の皆さん、出席して下さった職員の皆さん(休みの方も出てきてくれました・・・スバラシイですね)、本当にありがとうございました。
次回は9月です!!!